結婚相手に求めるもの?


この前、久しぶりに街コンに行ってきた。
今の職場は本当に小さい職場だから、たまにそういう場に行って
他の、同年代の人と触れ合う。

それに、自分がどんな評価をされるのかよくわかって面白い。
まだ大丈夫っぽい。よかった。まあまだ25だった。

その中の1人の人と終わってから飲みに行ったんだけど
なんかひどく気に入ってくれたみたいで、質問、シツモン、しつもんの嵐。

何かの情報を引き出そうと思ったらそんなに直接的に聞かないといけないの?

日々カウンセリングをしてると質問の仕方は本当に大事だなあと思うし
一方で、答えるほうも、自分の答えをしっかり述べるのって結構大変だね。

「どんな人がタイプなの?」
「今までどんな人と付き合ってたの?」
「結婚はいつまでにしたい?」
「結婚するならどんな人がいい?」

うーん、正直、あんまり考えたことなかった。
今まで付き合った人がどんな人だったかなんて
対外に話すときになんて言っていいのかなんてわかんないな。今でも。
どんなふうにカテゴライズすればいいんだろうか。

それはつまり、「私と付き合ってる人」であって
形容詞で伝えられるものなんだろうか。
もちろん優しいけど(これは当たり前のことだからタイプには入らないらしい)、弱い部分でもあった。
品があって、忙しくてあんまり連絡が返ってこなかった。ちょっと変わった服のデザインが好きだった。
真面目に話すのが苦手で、お酒を飲んじゃうことがあった。
それはあんまり好きじゃなかったけど、大事に思ってはくれてたと思う。

こう思うと、結構、いいかんじに表現できたと思うけど
これを他者が読んだって何が言いたいのかわからないんじゃないかな。
当人は自分のことだってわかると思うけど。
相手に伝えられるように要素を簡略化すればいいと思うけど
AはBでも、BはAじゃないかもしれないからね。

こんなときに参考になるのは、やっぱり女性作家かな。

「僕だって、君が好きだよ」
「どんなふうに?」
また、わけのわからない質問だ。女が物事に意味付けをしたがる生き物だということは知っているが、時折、うんざりする。好き、という感情は、それだけで確立しているものではないのか。
(略)
恋愛というのは、結局いつも、こうして質問と詰問に終始する。
唯川恵 『100万回の言い訳』)


 本当そうだと思う。
でも、今回は男女が逆だっただけで。

求めるものは、と言われたら難しいけど
自分がしたいことはいっぱいあるから、応援してくれる人がいい。
そういうことかな。

今度会うことがあったら、会うことがなくても
考えてみてもいいのかもしれない。